このページでは、信用組合と似ている他の金融機関について、戦前からみていきたいと思います。
信用組合とよく似た特徴を持つ、協同組織金融機関の仲間たち、農業協同組合、信用金庫、労働金庫も、元々は信用組合と同じ明治33(1900)年の産業組合より始まっています。
その後、第二次世界大戦中の昭和18(1943)年に図の各種法律が成立し、農業協同組合、漁業協同組合、水産加工協同組合、消費生活協同組合(生協)が分かれていきました。
また、昭和18(1943)年に「市街地信用組合法」が成立して、農村部ではない都市部で、より金融機関色の強い信用組合が設立されていきました。
その後、太平洋戦争を経て1949年に「中小企業等協同組合法」が成立し、戦後の信用組合がスタートしました。
また、1951年に「信用金庫法」が成立し、信用組合の中でも金融機関色が強い組合が信用金庫として独立していきました。