信用組合(しんくみ)と4つの「助」

信用組合もその中に含まれる協同組織金融機関の根幹をなす言葉として、「自立共助」という言葉があります。

皆さんは、防災や社会保障の考え方などで用いられる4つの「助(自助・互助・共助・公助)」をご存じでしょうか?スライドをご覧ください。

「自助」とは他の力に依存せず、自発的に自身の課題を解決すること。

「互助」とは家族・友人・クラブ活動など個人的な関係性を持つ者同士がお互いに助け合い解決すること。冠婚葬祭に備えて毎月お金の積み立てを行う社員互助会などがあります。

「共助」とは互いに力を合わせて助け合うこと。医療・年金・金融・社会保険制度など制度化された相互扶助のことをさします。

「公助」とは自助・互助・共助では対応出来ないこと(困窮等)に対して最終的に必要な生活保障を行う社会福祉制度のこと。

つまりは、自立共助とは、互いに力をあわせて、経済的、社会的理由で金融サービスを受けられない人たちが、有利な条件でサービスを受けようとするために、まず、自らが自立し、その上で協力しようという考え方です。

これが、信用組合の金融機関としてのコストの引下げ、リスクの分散、より良いサービスの享受へとつながることとなります。